
キックボクシングスパーリング 顔面に慣れてないクライアントさんがスパーリング上手くなるように段階的に練習。
キックボクシング。始めたばかりの時は、ミットを殴るける。これだけでスッキリする。楽しい。ストレス発散になるし、カロリーも消費する。
楽しみながら1時間くらい動いている。
ミットがうまくなると、次は対人の練習がしたくなるもの。人をたたくのに抵抗がある人も、慣れると人をたたきたくなってくる。乱暴という意味ではないが、本能として人間に備わっている能力なので。
この対人練習は危険も伴うので、初心者を多く指導しているジムもスパーリングを禁じているところが多いようです。
ですが、この対人がキックボクシング、ボクシングの楽しい部分の一つです。というかここが醍醐味。
なので、スパーリングをやってみたい。
でもこわい。
ケガはしたくない。
経験してみたい。
実際やってみると、人を殴ったことがない、殴られたことがないという人がほとんどなので、やはり、「怖い」と感じるもの。
このスパーリングを始めたばかりの時に怖い思いをすると、トラウマになりいつまでも恐怖心が抜けなくなります。
なぜ怖いのか?
- よけ方を知らない。
- 相手がどんな攻撃をしてくるのかわからない
- 見たことの無いスピードでパンチが来る
この「三大知らない」が怖さのもとになっています。
逆にこれらを知ることに十分時間をかければ、恐怖心を早く減らしてスパーリングでも力を出せるようになります。
そんな、段階的な練習法の一部を動画に取りました。
このクライアントさんは、パーソナルスタート時には、ミット打ちは大分経験していて攻撃面でのスキルはありました。ウェイトトレーニングやランニングも行っているので体力面も問題ありません。
ですが、実際にスパーリングになると、相手の攻撃に固まってしまう。顔面攻撃を怖がってしまう。このような状態でした。
パーソナルのプログラムとしては、基礎力のアップを中心に行い、10回目以降は特に相手の攻撃に慣れるための目慣らし、ディフェンス。
そして、秘密兵器のドラグローブを使ったスパーリング。
このドラグローブというのは、拳が当たらないようになっている特殊なグローブでいたくないグローブです。
スパーリングのための準備には持って来いです。
ヘッドギア&ドラグローブで2割程度の強さでスパーリングをスタート。
スパーリングの緊張感が減るので、スパーリング中の課題のアドバイスにも、意識して反応することが出来るようになりました。
この動画のスパーリングの最後の方では、いい攻めができるようになっています。
参考にしてください。