ストレッチやトレーニングで体を動かす様子

「子育てが一段落して、自分の時間が少しできた」 「そろそろ体のために何かしたい。でも、ひとりでジョギングは続かなかった」 「習い事を始めたいけれど、50代からで今さら遅くないかな」

50代になると、こんなふうに考える方が増えてきます。仕事や家のことに追われてきた時間が少し落ち着き、ふと鏡を見たり、階段で息が上がったりしたときに、「このままでいいのかな」と思う。かといって、何年も運動から離れていると、いきなりジムに行くのも、教室に申し込むのも、少し勇気がいりますよね。

この記事では、50代から運動の習い事を始めたい方に向けて、習い事の選び方と、無理なく楽しく続けるためのポイントをまとめました。国が示している運動の目安、習い事選びで見ておきたいこと、よくある不安への答えまで。読み終わるころには、「50代からでも、自分のペースで始めていいんだ」と思っていただけるはずです。

結論:「楽しい」「自分のペースでできる」「通いやすい」の3つで選ぶ

先にお伝えすると、50代から運動の習い事を始めるのは、まったく遅くありません。

  • 選ぶときは「楽しいと思えるか」「その日の体に合わせて強さを変えられるか」「無理なく通えるか」の3つを見る
  • 最初から週に何回も通おうとせず、週1回からでも十分
  • いきなり申し込まず、体験や見学で雰囲気を確かめてから決める

50代の運動の習い事でいちばん大事なのは、上手にできることでも、ハードに追い込むことでもなく、「続くこと」です。楽しく続けているうちに、気づけば体を動かすことが生活の一部になっている。そんな習い事が理想です。

50代から運動の習い事を始める人が増えている理由

50代は、運動を始めるきっかけが多い年代です。

自分の時間が少しずつ戻ってくる

子どもが大きくなった、仕事のペースが少し変わった。そんなタイミングで、「自分のための時間」を取り戻す方は多いものです。その時間の使い道として、体を動かす習い事を選ぶのは自然な流れです。

体の変化に気づきやすい

疲れが抜けにくい、体が硬くなった、体型が変わってきた。50代は、こうした変化を実感しやすい年代でもあります。健康診断の結果をきっかけに、「何か始めないと」と思う方もいるでしょう。

ひとりで続けるのが難しいとわかっている

ウォーキングや自宅での筋トレに挑戦したことがある方も多いはずです。でも、ひとりだと「今日はいいか」が重なりやすい。だからこそ、決まった場所に通い、教えてくれる人がいる「習い事」という形を選ぶ方が増えています。

まずは知っておきたい:国が示している運動の目安

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人に向けて次のような目安が示されています。

項目 目安 習い事での取り入れ方の例
体を動かす量 歩行と同じくらい以上の強さの活動を1日60分以上(1日約8,000歩以上に相当) 習い事の日は教室まで歩いて通う、ふだんは階段を使う
息がはずむくらいの運動 週60分以上 週1〜2回、少し息が上がる程度の習い事に参加する
筋力トレーニング 週2〜3日 自重のトレーニングやストレッチを含む習い事を選ぶ

数字を見ると「こんなにできるかな」と思うかもしれません。でも、同じガイドでは、個人差をふまえて強さや量を調整し、「今よりも少しでも多く体を動かす」ことが大切だとされています。最初からすべてを満たす必要はありません。週1回の習い事から始めるだけでも、立派な一歩です。

なお、血圧や血糖値などを健康診断で指摘されている方、持病がある方・通院中の方は、始める前に主治医に相談してください。

50代の運動の習い事、選ぶときに見ておきたい5つのポイント

運動の習い事にはいろいろな種類があります。ヨガやピラティス、水泳、ダンス、テニス、太極拳、そしてキックボクシング。どれが正解ということはなく、大事なのは「自分に合うかどうか」です。選ぶときには、次の5つを見てみてください。

1. 楽しいと思えるか

体にいいとわかっていても、楽しくないことは続きません。「やってみたら気持ちよかった」「ちょっとうまくなった気がする」と思えるかどうか。体験のときに、自分の気持ちが動くかを大切にしてください。

2. その日の体調に合わせられるか

50代になると、その日の体調の差が大きくなりがちです。よく眠れた日もあれば、疲れが残っている日もある。全員が同じ強さで同じメニューをこなす形より、「今日は軽めに」ができる習い事のほうが、長く続けやすくなります。

3. 未経験・初心者が多いか

まわりが経験者ばかりだと、それだけで気後れしてしまいます。未経験から始めた人が多い教室なら、「できなくて当たり前」という空気があり、安心して参加できます。

4. 通いやすいか

家や職場から近いか、時間に融通がきくか。「毎週この曜日のこの時間に必ず」という形だと、用事が入ったときに続かなくなりがちです。通える日に通える形だと、気持ちもぐっと楽になります。

5. 教えてくれる人がいるか

自己流で体を動かすと、無理な姿勢になったり、張り切りすぎたりしがちです。動き方を見て声をかけてくれる人がいると、安心して続けられます。

「キックボクシング」は50代の習い事にあり?

意外に思われるかもしれませんが、キックボクシングも、50代から始められる習い事のひとつです。

「格闘技なんて、若い人がやるものでは?」「痛そう、怖そう」と思われる方も多いでしょう。でも、フィットネスとしてのキックボクシングは、ミットやサンドバッグを打つ練習が中心です。人と打ち合わない形なら、運動から離れていた方でも始めやすいものです。

  • パンチやキックで全身を使うので、短い時間でも「しっかり動いた」と感じやすい
  • ミットに当たったときの音や手ごたえがあり、ゲームのように楽しめる
  • 「前よりきれいに打てた」と、年齢に関係なく上達を感じられる
  • 目の前の動きに集中するので、気分転換になったと感じる方もいます

もちろん、合う・合わないは人それぞれです。気になる習い事があれば、いくつか体験してみて、「これなら続けられそう」と思えるものを選ぶのがいちばんです。

ベストキッド東京が「50代からの運動」で大切にしていること

ベストキッド東京は「日本一やさしいキックボクシングジム」。日本一、敷居の低いキックボクシングジムでありたいと考えています。

会員さんの99%は、未経験・運動習慣のないところからのスタートです。練習はミット打ち・サンドバッグ・ストレッチ・トレーニングが中心で、人と打ち合うスパーリングはしません。

ここには、「こうじゃなきゃいけない」というガチガチの決まりはありません。練習の強さは、その日の自分に合わせて大丈夫です。ついていけないと感じたら、少し休んでまた再開すればいい。用事がある日はクラスの途中から参加しても、早めに帰りたい日は途中で抜けてもかまいません。全クラス通い放題なので、「来られる日に、来られる時間だけ」という通い方ができます。服装は自由で、グローブは無料でお貸ししています。

50代・60代から運動を始めたい方への案内は50代・60代の方へのページに、クラスのスケジュールはクラス紹介のページにまとめています。

始めるハードルと、続けるハードルを、とことん下げる。楽しいから続いて、続くからうまくなって、もっと楽しくなる。その積み重ねの先に、いつのまにか体力がついている。50代からの習い事は、そんなふうに気楽に始めてほしいと考えています。

よくある不安と、考え方のヒント

「体力がなくて、ついていけないかも」

最初からついていける人のほうが少ないものです。休みながらでいい、自分のペースでいい、という教室を選べば、体力は「つけてから行く」ものではなく、「通いながらついてくる」ものになります。

「若い人ばかりだったら気まずい」

気になる方は、見学のときに、どんな年代の人が通っているかを見てみてください。年代よりも、「初心者を歓迎している雰囲気かどうか」のほうが、居心地のよさには大きく関わります。

「続けられるか自信がない」

最初から「ずっと続けよう」と気負わなくて大丈夫です。まずは1か月、週1回。それで楽しければ、自然と次につながります。

まとめ

  • 50代から運動の習い事を始めるのは、まったく遅くない
  • 厚生労働省のガイドでは、成人は歩行以上の活動を1日60分以上(約8,000歩相当)、息がはずむくらいの運動を週60分以上、筋トレを週2〜3日が目安。ただし、今より少しでも多く動くことから始めればいいと言われています
  • 習い事は「楽しい」「その日の体調に合わせられる」「初心者が多い」「通いやすい」「教えてくれる人がいる」の5つで選ぶ
  • 最初は週1回からで十分。体験や見学で雰囲気を確かめてから決める
  • 健康診断で指摘がある方、持病がある方・通院中の方は、始める前に主治医に相談を

まずは、来るだけ来てみませんか?

ベストキッド東京では、体験はもちろん、話を聞くだけ、見学だけでも大歓迎です。見学だけの方に、無理に入会をおすすめすることはありません。「50代からでも大丈夫か、まずは雰囲気を見てみたい」そんな気持ちのままで、気軽にのぞきに来てください。

体験・見学のお申し込み

参考にしたページ - >厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」概要 - >厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」 - >厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」情報シート:筋力トレーニングについて